お肌のバリア機能が低下すると…

お肌のバリア機能が低下すると…

アトピー性皮膚炎は痒みや炎症が慢性的に続く事が特徴ですが、これらの慢性症状にはお肌のバリア機能の低下が大きく関与しています。

お肌のバリア機能とは?

バリア機能はお肌の乾燥や外部からの異物の侵入を防ぐ、とても大切な機能です。

そもそもお肌は「表皮、真皮、皮下組織」の三層構造になっています。
さらに一番外側の表皮は「角質層、顆粒層、有棘層、基底層」の四層構造になっています。

そしてこれらの一番外側の「角質層」がお肌のバリア機能を担っています。

バリア機能が低下すると、外部からの刺激や保湿が弱くなるため、痒みや炎症が悪化し、そのためまたバリア機能が低下するという悪循環をもたらします。

なぜバリア機能が低下するのか?

近年のアトピー研究で明らかになってきた、「マラセチア菌や過酸化脂質、ペリオスチン(たんぱく質)」などの刺激が引金となり炎症を起こす事がそもそものはじまりです。

これらアトピー原因物質により炎症や痒みがおこり、角質が痛む事でバリア機能が低下、そのためさらにアトピー原因物質にさらされるという慢性症状に陥ります。

対処法は?

これまではアトピー発症の原因が明らかになっていなかったため、ステロイドで炎症を抑え、保湿剤などで角質に蓋をしバリア機能の回復を待つという対処がされてきました。

そのため一旦バリア機能が回復しかけても、またアトピー原因物質の刺激を受け症状をぶりかえしたり、良くならずに慢性化していくことがよくありました。

しかし近年のアトピー研究で原因物質が明らかになりはじめたことで、炎症を抑え角質を保護する従来の治療に加え、原因物質そのもにもアプローチされるようになってきました。