アトピー性皮膚炎の原因(アトピー 遺伝・黄色ブドウ球菌・IgE)

アトピー性皮膚炎の原因(アトピー 遺伝・黄色ブドウ球菌・IgE)

アトピー性皮膚炎は遺伝するのでしょうか?

全体の25~30%は素因を持っていると言われていますが
アトピー体質(遺伝的要因)を持っているからと言って必ずアトピーになるわけではありません。

それよりも、生まれた時からの生活環境因子・生活習慣因子の影響の方がより大きいとも言われています。
遺伝的な背景が元で生じる症状や病気の多くが、上記の原因が大きなウエイトを占めるようです。

その一つとして黄色ブドウ球菌が上げられます。

– 黄色ブドウ球菌とは –
人間誰しもが保持している菌の一種です。
のどや鼻の中などにも高率で検出され、動物の皮膚、腸管、ホコリの中など
身近にも存在しています。

健康な肌の人では菌を持っているという数値が低いのですが
アトピー性皮膚炎の人の場合数値が高いとされており
アトピーの症状を悪化させている原因の一つとも言われています。

– 黄色ブドウ球菌がアトピーに及ぼす影響とは? –
傷口部分に菌が侵入し繁殖するということがあります。
そのため、細菌を寄せ付けてしまうために「かゆみの原因」となってしまいます。

その「かゆみの原因」というのが、「免疫疾患」の問題になります。

IgE抗体

体内の免疫細胞がアレルゲンを排除しようと働くことにIgE抗体がたくさん作られてしまいます。
そしてアトピー性皮膚炎などの場合、バリア機能が低下して過酸化脂質が蓄積した肌に、
このIgE抗体が刺激を与え、その結果として炎症や痒みといった症状を引き起こすのです。

しかしながら、「IgE抗体=アトピー」ではありません。
あくまでもアレルゲンに関するものですので、
治療で優先させるべきは、皮膚の炎症を抑える・皮膚のバリア機能の回復でしょう。
* 非ステロイド(アズノール軟膏)
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〔非ステロイド剤アズノール軟膏〕

– アズノール軟膏とは –

抗炎症作用、傷が治るのを助ける作用、抗アレルギー作用などを持つ薬です。
湿疹、やけど・その他の疾患による皮膚のただれや潰瘍の治療にも用いられます。

アズノール軟膏

非ステロイド系で消炎作用は穏やかなので、皮膚保護剤として長期的に使っても安心な軟膏です。
ステロイドのように即効性はないものの、非ステロイド系の中では効果があるとわれているので
継続して使い続けることで効果を現すようです。

基本的に副作用はないとされていますが、
皮膚への刺激感のような過敏症状のほか発疹やかぶれ水ぶくれなどといった
接触性皮膚炎の事例がありますからこのような症状に気づいたら、
担当の医師または薬剤師に相談してください。