ステロイドを塗布し続ければ根治するのか

ステロイドを塗布し続ければ根治するのか

ステロイドとは、副腎から作られる副腎皮質ホルモンの1つです。ステロイドホルモンを薬として使用すると、体内の炎症を抑えたり体の免疫力を抑制する作用があるので、様々な治療に使われます。しかし副作用も多いため、使用には注意が必要な薬です。

副作用とは

薬の使用により、本来の目的以外の好ましくない働きが出ることを“副作用”と言います。
ステロイドの注意したい副作用は2つです。

・皮膚細胞の増殖が抑制されて、皮膚が薄くなる
・皮膚表面の免疫系の働きを抑えてしまう

ステロイド剤の長期使用が危険な訳

炎症では活性酸素が暴れまわり、細胞を酸化破壊します。ステロイドは活性酸素を無毒化し、あらゆる細胞の酸化反応を一瞬のうちに食い止めるため、一時的に炎症を抑える効果があります。ただ、慢性疾患では事情が違います。使い始めは組織の炎症を取る善玉のステロイド剤もある時期から破壊する悪玉に変わってしまいます。『皮膚の調子がいいから』といってステロイドを長期に使い続けると徐々に体に蓄積され、やがて酸化コレステロールに変化し周辺の組織を酸化し破壊するのです。

また、酸化したステロイドは交換神経を刺激し血流障害、顆粒球の増加を引き起こします。大量の活性化酸素を破壊し、患者さんの体は冷えて炎症を悪化させます。そしてステロイド剤を使い続けた人の皮膚は日焼けしたような茶褐色に変色し無数のシワが出来ます。

脱ステロイドへむけて

ここまでステロイドの副作用についてお話しましたが、急な脱ステロイドは薬で抑えられていた症状がリバウンドする危険性があります。まずはお肌の様子を見ながら少しずつ量や塗布回数を減らしましょう。