アトピーの色素沈着に有効治療はあるの?

アトピーの色素沈着に有効治療はあるの?

色素沈着の治療法

アトピーの色素沈着、気になっている方も多い、お肌の悩みですよね。現在、アトピーの色素沈着の治療として知られているのが、トランサミン、ハイドロキノン、トレチノインと呼ばれる成分です。内服薬やクリームという形態で使用します。その他、レーザー治療などもありますが効果は様々。数ヶ月から数年で色素沈着を改善していきます。
しかし、今ある色素沈着を治療しても原因から改善していかなければ次の色素沈着ができてしまい永遠に色素沈着治療を繰り返すことになります。

では色素沈着とはなにが原因で起こっているのでしょうか?

● 色素沈着の原因

色素沈着はシミの原因としてもよく知られているメラニンが角質層や真皮に沈着することで色素沈着が起こっています。アトピー性皮膚炎の場合、皮膚のターンオーバーが乱れやすいため、角質が残りやすく、よりお肌が赤黒く見えてしまいます。
メラニンはメラノサイトと呼ばれる色素細胞から作り出されています。このメラノサイトを刺激しメラニンを作る指示をする物質、サイトカイン・ヒスタミン・MSH(メラニン細胞刺激ホルモン)をいかに低下させるかが重要です。この物質が作られる原因は以下の内容が主です。

外部からの刺激

アトピーの場合、肌のバリア機能が低下しているため、肌への刺激を受けやすくその刺激がサイトカインやヒスタミンを発生させます。メラノサイトを刺激するだけでなく、炎症やかゆみをも引き起こします。

副腎皮質機能の低下

副腎皮質の機能が低下すると脳下垂体が刺激されMSHが分泌されます。ステロイド使用の副作用で「副腎皮質機能の低下」が知られていますが、ステロイドはこういった仕組みで色素沈着にも関わっています。

過酸化脂質と活性酸素

ステロイドは空気に触れると酸化し、過酸化脂質に変化します。この過酸化脂質に変化させる物質が活性酸素ですが、この活性酸素が角質細胞を刺激し、サイトカインを放出させています。
また、過酸化脂質はお肌の痒みの原因にもなります。アトピーの色素沈着には真皮や角質層にできてしまった色素沈着を取り除く治療も必要ですが、次の色素沈着の原因になる物質も同時に改善していかなければいけません。
メラノサイトを刺激する物質を抑えるためには「バリア機能の回復」「過酸化脂質の除去」この2つを色素沈着治療と共におこなうことが綺麗なお肌への一番の近道です。

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