アレルギーの治療で使われる3種類の薬について

アレルギーの治療で使われる3種類の薬について

アレルギー治療薬には大きく分けて3種類があります。

1)ステロイド

副腎皮質という臓器から産生されるホルモンを合成したもので、薬効的には消炎鎮痛剤に分類されています。消炎(炎症を抑える)作用、免疫抑制作用がアレルギーに対し用いられます。様々な組織の細胞にレセプターを持ちその効果発現部位は多岐にわたります。

2)免疫抑制剤

プリン合成を阻害しリンパ球の増殖を抑制したり、サイトカインの転写制御によりその増殖を抑制します。臓器移植に際し移植片拒絶反応を抑えるのに必要不可欠な薬剤です。副作用は易感染性、腎障害、間質性肺炎等があります。免疫抑制薬の外用薬は、現在、大人用と子ども用の2種類です。内容は同じで、「プロトピック軟膏」と呼ばれています。

3)抗アレルギー剤

■第1世代抗ヒスタミン剤
ヒスタミンH1受容体に拮抗することで,マスト細胞より遊離されたヒスタミンによって惹起されるアレルギー症状を軽減させます。眠気や全身倦怠感、抗コリン作用(口渇,頻脈,尿閉,腸管麻痺)などの副作用があります。次の第2世代抗ヒスタミン剤より効果も副作用も強い傾向があります。

■第2世代抗ヒスタミン剤
塩基性抗ヒスタミン剤で眠気や抗コリン作用が抑えられているのが特徴です。後述するケミカルメディエーターの遊離抑制剤と共に、単に抗アレルギー剤といわれることもあります。