アトピーにラクトフェリンは万全か!?

アトピーにラクトフェリンは万全か!?

最近ダイエットなどでも注目されているというラクトフェリン。アトピー性皮膚炎に利用されている方もいらっしゃるようです。ラクトフェリンとはどのようなものなのか、アトピー性皮膚炎との関係性は何か、そしてズバリどの程度アトピー改善の期待をもてるのか、その秘密を探ってみましょう。

そもそもラクトフェリンって何?

ラクトフェリンは、母乳や涙、汗、唾液、血液などの分泌液に含まれ、鉄と結合する、さまざまな機能をもったたんぱく質です。乳を表す(ラクト)と、鉄を運ぶたんぱく質を表す(フェリン)をつなげて、ラクトフェリンと呼ばれるようになりました。その他にも牛乳やチーズなどの乳製品にも含まれています。

ラクトフェリンが注目されることになったきっかけは、「母乳を飲んで育つ赤ちゃんはなぜ病気をしないのか?」という疑問がはじまりでした。

なぜアトピー性皮膚炎にも利用されているの?

一般的にラクトフェリンは、鉄と結合することから関連して、貧血の改善や抗炎症作用、ビフィズス菌増殖なの腸内細菌調整作用、感染予防などで知られています。それではなぜアトピー性皮膚炎にも利用されているのでしょうか?

そもそもアトピー性皮膚炎は、体内免疫機能のバランスの崩れなど様々な理由から肌のバリア機能が低下し、赤みやジュクジュク、乾燥など様々な症状が出る皮膚炎です。この体内免疫機能のバランスの崩れなどに対して、「ラクトフェリンを」という考え方で利用されているようです。

ラクトフェリンはアトピーにどの程度の改善効果を見込めるのか!?

ダイエットから貧血、関節炎、感染予防など様々に利用されているラクトフェリンですが、アトピー性皮膚炎に対してはどの程度の期待がもてるのでしょうか?その秘密を探ってみましょう。

はじめにラクトフェリンの注意点としては、熱に弱く、胃酸や胃液のたんぱく質分解酵素(ペプシン)で分解されてしまうという弱点があり、食事やサプリメントで摂取した場合、どの程度の有効性があるのか?という未知の部分があります。また、ラクトフェリンは基本的には安全性が高い成分といわれていますが、乳製品アレルギーを持つ方は、まれにアレルギー反応が見られることがあります。そのうえで、アトピー性皮膚炎にとってのラクトフェリンの目的は、体内のバランスの調整など「体質改善」ということになります。

しかしアトピー性皮膚炎の厄介なところは、長期的な体質改善も大切ですが、目の前の肌のバリア機能の低下は痒みを産み、その痒みはさらなる“肌のバリア機能”の低下を産むという、悪化サイクルに陥ってしまうという特徴があります。体質改善にかける時間が、目の前の肌の症状に追いつかないという問題があるのです。

あくまでラクトフェリンの「体質改善」だけを万能として考えるのではなく、同時に「肌のバリア機能回復」にもしっかり目を向けることがアトピー性皮膚炎脱却への近道なのではないでしょうか?

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